リーダーの声(第3回:茨城福祉工場 事業部長)

企画記事「リーダーの声」、第3回をお届けします。

今回は茨城福祉工場の事業部門を取り纏める、事業部長のKさんにお話をうかがいました。

1.今の仕事内容は何ですか?

事業部門全体のマネジメントをしております。事業を安定かつ持続的に成長させ、事業収益の確保拡大をはかり、障害者の皆さんに就労の機会を提供するとともに、安心して働き生活できるようにする事が私の仕事だと考えています。

2.茨城福祉工場で働き始めたきっかけを教えてください。

主なきっかけは、いささか軽率ではありますが、以前に勤めていた会社は出張業務が多く、転勤もありましたから、当時の福祉工場は転勤もなく、出張業務もなさそうで、仕事が大変なのはどこも同じとして、その部分は非常に魅力でした。収入面よりもそちらを選択したのですが、その後の仕事についてはそうはいかなかったということです。
ちなみに、求人に応募した際は、応募者が多く、採用は無理かと思いました。
採用になったことを、今でも義に感じており、この義に尽くしたいと思います。

3.仕事上心がけていることは何ですか?

『正道を歩む』こと。
昇格のおり、この機に何を心がけるべきかの問いに対し、上司の方が教え返えしてくれた言葉です。(職位があがり職権をもつにつれ、高い道徳意識や倫理観を持ち、私利私欲、利己心を抱かず、私心にとらわれない心と行動を常に心掛ける必要があると解釈しました。コンプライアンスという用語がなかった時代のことです。)

4.茨城福祉工場の良いところを教えてください。

茨城福祉工場は、障害者の就労の場として、働きやすい施設環境が整っていると思います。福利厚生においても、専門スタッフによる健康管理や、給食サービス等もあり充実しています。
これも、取引先や地域の皆様のご支援のお蔭と感謝いたしております。

5.現在勉強していることはありますか?

人間はいざという時のため、その勘を研ぎ澄まし磨くために様々なことを経験し、学習しながら日々生きているような気がします。自らの競争力に磨きをかける時期もありましたが、現在、特段取り組んでいることはありません。
経営学の著書や経済誌は目を通すよう努めている程度です。例えば、マイケルポータ―競争戦略を読むと、GEの成功手法が出てくる、次はジャックウェルチの著書を読むといった具合に読書の裾野は広がります。結果、読み切れない本が重なるわけです。

6.お休みの日は何をしていますか?

コロナ禍の今、なかなか旅行に行くことができないので、最近は専らグーグルストリートビューを通して、全国各地を観光した気分になっています。
この休日は、栃木の那須にいってきました(もちろんストリートビュー上で)。
大通りの季節はおおむね夏でした。しかし一本脇道にそれると景観が変わり紅葉がきれいでした。

7. 今後の抱負や目標を教えてください。

将来、自分が退職した後、組織が円滑に回るよう、次の世代へ引き継ぐことを意識しつつ日々の仕事に取り組んでいます。
そうすると、今のうちにやらなければならないことが少しずつ見えてくるようになり、それらを残りの時間でどう片づけていくかが、今後の課題です。

8. 最後に一言、お願いします。

どんな職業であろうと、職業人として、その仕事に打ち込んでいる人の姿は美しく、
頑張って生きている皆が「地上の星」だと考えます。
わたしは、ここで多くの「地上の星」をみつけました。
また、NHK「プロジェクトX」ほどではないが、チームであることを成し遂げた時の感動と経験をその仲間たちと共有することもできました。
そして、そういった感動や経験を共有することが、その後の団結力の源になることも痛感することができました。
仕事を通じて、団結力の輪が広がり、互いを思いやり協力し合うといった、喜びあえる職場づくりを目指したいと思います。

 

「リーダーの声」第3回をお届けしました。
次回は6月の公開を予定しています。

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