編集者のつぶやき ~秋の風物詩~

いつもブログをご覧頂き有難うございます。
今回はちょっと筆者が気になったことを書かせて頂こうと思います。

毎年この時期になると、稲刈りが終わった田んぼには藁(わら)が乾燥されています。
(写真は城里町の稲刈り後の風景です。てるてる坊主のような姿の藁が並んでいて可愛いですね♪)

前回のブログに、『記事にする行事がなくなり、ネタ不足のピンチにより、藁にもすがる思いで社内アンケートを実施してみました。』と掲載しました。
(前回のブログはこちら→「コロナが落ち着いたらやりたい社内行事」

【藁にもすがる】
『人は万策が尽きて、どうにもならなくなったとき、まったく頼りにならないものにもすがろうとすることのたとえ。』

藁が頼りにならないなら、なぜ丁寧に干しているのだろう。
いや、そもそも『藁』について考えた事が殆どないなと思い、活用方法等について調べてみました。

農林水産省のこどもそうだんによると、

こども
こども

もみをとったあとの稲わらの使いみちについておしえてください。

農林水産省
農林水産省

わらは、細かく切りきざんで田んぼにすき込むことが多いのですが、そのほかに、家畜の飼料、たい肥(積み重ねて自然に発酵させて作った肥料)、畜舎の敷床(床に敷いて、家畜を保護したり、糞尿を吸収させるためのもの)、野菜などを栽培する際のマルチ資材(地面に敷いて雑草・害虫を発生しにくくし、地面の温度を適度に保たせるもの)などとして使われています。

また正月用のかざりなどの工芸品やたたみの台わらなどとしても使われています。
水稲の作付面積から推計した平成29年産の国産稲わらの利用状況は、家畜の飼料用に9%利用されているほか、すき込みやたい肥用等に91%が利用されています。

. . . 藁、すごく頼りになるじゃないですか! むしろ一切無駄にもなっていない!

そして茨城といえば、納豆!!

この納豆の素、納豆菌はもともと藁などに付着しているもので、その納豆菌が繁殖して大豆は納豆に変身するそうです。つまり、藁と大豆の偶然の出会いが無ければ納豆は生まれてなかった!
納豆が生まれていなければ、『茨城』『水戸』の特産物は何になっていたのでしょうか?

こうやって考えてみると、『身近だからこそ、調べたこともない日常』には、まだまだ面白い事が沢山ありそうですね。

日に日に過ごしやすくなり、皆さんも外出する機会が増えてくるかと思います。
人気の観光地で美味しい料理を満喫するのも魅力的ですが、コロナ禍で家に閉じこもりがちな生活から一歩外にでた、身近な秋の自然を満喫するのも、リフレッシュに最適ではないでしょうか。

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