茨城福祉工場では、災害時における避難を安全かつ迅速に行うことを目的に、 年4回の防災避難訓練を行っております。
訓練では自衛消防隊編成表に基づいて、各自決められた役割(避難誘導班・消火班・通報班・救護班)に分かれ、火元を考慮した避難経路を使用し、安全経路の再確認を行いました。
今回は近隣の消防署の方にも立ち会っていただき、避難完了後、人体に無害な煙が充満したテント(煙体験ハウス)を通り抜ける体験を行いました。
筆者も撮影のために中に入りましたが、幅3m・長さ5m程度の大きさのテントでも煙で1m先も目視できない状況は思った以上に不安を感じました。
人体に無害な煙、天気が良く黄色のテント越しに明るさを感じる、そして消防士の立ち合いがあるという安全が確保された状況下での体験ですら不安を感じたのですから、これがいざ日没後の自宅や外出先で火災が起き、同じような状況になった時のことを想像すると、恐らくパニックになってしまうなと感じました。
そのような状態に陥らないためにも、日頃からの繰り返しの訓練や体験が大切だと改めて感じました。