最近またコロナウイルス感染が拡大しつつある今、皆様如何お過ごしでしょうか。
茨城福祉工場がある笠間市でも、ついにコロナウイルス感染者が発生し、より危機感を強めております。
さて、先日テレビで興味深い内容が放送されていたので、今回はそのお話をしたいと思います。
その内容というのが、マスクと熱中症の危険性についてです。
7月14日現在、コロナウイルス感染による死者数は983人。それに対し、夏場の熱中症による死者数が1581人(厚生労働省:平成30年統計)とのことで、熱中症での死者がとても多いことに驚きました。
現在、このコロナ禍の中、マスクは必需品です。そのマスクにより、この夏は熱中症のリスクがさらに高まっているそうです。
そもそも、人は夏になって気温が高くなり体内に熱がこもるようになると、汗をかいたり、呼吸をして冷えた空気を取り込むことで熱を発散し、体温調節を行うそうです。
ですが、マスクをしていると、自分の呼吸によって温かい空気しか入ってこない為、呼吸で身体を冷ますことができず、むしろ体温を上昇させてしまうそうです。
更に怖いのが、マスクによる加湿で口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気付くのが遅くなり、マスクなしで過ごしていた時よりも熱中症になるリスクは高まると考えられているそうです。
また気を付けたいのが、気温が高い時に外出する場合の体感温度差です。
身長が低い幼児や車椅子を利用する方は、地面から近い為、その分体感温度が高くなります。
環境省の調べによると、気温32.2℃の状況下で、幼児や車椅子の高さでは35℃を超えてしまうそうです。
今年の夏は、気温が平年並みか平年よりも高めであることが見込まれています。
例年よりも熱中症のリスクが高いことを頭の片隅において頂き、自分自身や家族の体調に気を付けて、お過ごしください。